海外からの招待留学生として、私立美浜学園に突然やってきた転入生。
幼い頃に事故で姉を亡くし、両親とも死別して以降の詳細な経歴は不明だが、現在はドイツ人の養親に引き取られている。
口数が少なく、非常に落ち着いた性格をしているが、浮世離れした言動や行動が目立ち、いかにも“ワケあり”な部分を感じさせる謎の男。
私立美浜学園に設立当初から在学している女の子。
長い黒髪が良く似合う美少女で、父親は関東圏に強大な力を持つグループ企業の総帥であり、俗にいうお嬢様。
警戒心がとても強く、他人を寄せ付けないため孤立することが多かったが、「グリザイアの果実」での雄二の存在が彼女を大きく変えた。
庶民じみた食事や趣味を好むといった、お嬢様らしからぬ意外な一面も持つ。
学園唯一の3年生。
スタイル抜群で“ちょっとエッチなお姉さん”と言っては語弊があるかもしれないが、あながち間違ってもいない。
面倒見の良い姉御肌で、年下に慕われることも多いしっかり者。
雄二にも何かと世話を焼きたがる。
実家は銀座に本店を構える老舗料亭で、料理の腕には自信あり。
強いブリーチによる頭皮の痛みに耐え抜いた末の賜物である金髪ツインテールと、日頃のたゆまぬ訓練のもとツンデレキャラを演じている。
酸っぱいものが苦手らしいのだが、何故だか無理をしてビタミンCを過剰摂取している。
明るく元気でクラスのムードメーカー的存在だが、勉強は可哀想なくらいに残念な成績らしい。
身長が低く、舌っ足らずなしゃべり方ゆえ幼くみえる。
天真爛漫で自由奔放だが、一言で言ってしまえば“アホ”と表現できなくもない…掴み所のない子である。
実家は日本を裏から牛耳っていると噂される大財閥で、知れば不幸に見舞われる類の面倒くさい家らしい。
その服装のせいで、初対面の人間からは必ず“メイド”として認識されてしまう女の子。
周りに勧められて着て以来、授業以外は常にメイド服を着用している。
性格も、真面目・穏和・控えめと、三拍子揃ったメイド気質。
更に行動力も兼ね備えており、一番下の学年でありながらクラス委員長を任されている。
中学生に間違われる容姿をしているが、私立美浜学園の常任理事・学園長である。
良く言えばおっとり、正直に言えば鈍くさい性格は、何でも相談できる良き指導者、良き理解者として学生からの信頼も厚い。
旧名はJulia・Bardera(ジュリア・バルデラ)といい、親しい者からは
“JB”という愛称で呼ばれている。
主人公・風見雄二の現養親であり、アルバイト先の上司(保護管理官)を務めている。
生真面目で職人気質なドイツ人の父、陽気で皮肉屋なイタリア人の母との間に生まれ、父親の性格と母親の容姿を受け継いでいる。
風見雄二の姉。
学術、芸術の分野において類稀なる知識と才能を持ち、優しさと厳しさを同時に内包する天才少女。
他者を見下す傾向が強いが、弟の雄二に対してだけは例外的に甘く溺愛していた。
数年前に起きた「滝園学園マイクロバス転落事故」で死亡が確認されている。
「ヒース・オスロ」の名の他にも複数の名を持ち、それら全ては偽名であるとされ、本名および出身地は不明。推定年齢40歳。
とある外人部隊の傭兵をしていた際、上官をナイフで刺殺した容疑で更迭。その後様々な戦場を転戦し、現在は戦争推進派のテロリストとして各国に警戒されている。
雄二の父親とは面識があり、雄二の父の死後は、孤児となった雄二を引き取り、一時期育てた経緯を持つ。