・ヴィスラ公国
純粋な人間・新人種のみで構成された国家。
もとの成り立ちはアークジーンから派生した国家であるが、亜人種の人権を認めてはいない。
600年前に亜人種の人権を認めずとして、公国軍を率いて武装蜂起した有力貴族・ヴィスラ公爵家の子孫であり公国軍の現総統。戦争を拒み亜人種に近しい立場をとる父親に代わり、ヴィスラ公国総統をも兼任する。かつての大敗から息を吹き返しつつある亜人種を激しく嫌悪し、公国に伝わる「マジーの遺産」を利した絶大な武力によって、再び世界を新人種の手に取り戻さんとすべく、軍を率いて大規模侵攻を開始した。非常に強い愛国心を持ち、選民思想が色濃く、その手腕もまた独善的で傲慢である。
亜人種でありながらも、サイラス・ヴィスラの側近として仕える。
なぜ亜人種でありながらもヴィスラ公国に組するのか。
また、サイラスはそんなセツナに何故目を掛け手元に置いているのかなど多くの謎を抱えている。
主であるサイラスに対し、忠誠以上の感情を持っている節はあるが、その思いが満たされている様子はない。
食い扶持のために軍に入った無頼者。有り体に言えばロクデナシ。
腕っ節だけで生きるのにも飽き、そこそこ安定した公国軍に入る。
現金な性格で、非常に合理的な考え方をするが、とにかく怠惰。戦で名をあげようという気は微塵もなく、食いっぱぐれない程度にホドホドで生きていこうと考えている。 基本的に粗暴で口が悪いが、仲間と認めた者にはとことん情に厚くなる一面も。 葉巻と紅茶がマイブーム。
ダモンの部下として、軍属になる前から付き従っている女性。
小柄で愛らしい外見とは裏腹に、口を開けばその邪悪な本性が惜しみなくうかがえる。 ダモンの身の回りの世話をしているが、作る料理が粉物ばかりなのですこしゲンナリされている。 趣味は得物のナイフを研ぐことと、手応えのいいものを切ったり貼ったりすること。 今は諜報業務が主だが、それは非力だからではなく、戦闘では見境無く攻撃して仲間にも被害をもたらすため。
ヴィスラ公国で将官の位を授かる曲者貴族。 軍学校時代にはサイラスの指導教官を務めたこともある優秀な軍人だが、普段の立ち振る舞いと言動から異端者扱いを受けていたところをサイラスによって取り立てられた。 それ故に、サイラスに対しては並々ならぬ恩を感じており、戦場で戦果を上げると共に忠義を尽くす。 軍上層部からは歌舞伎者として後ろ指を指される一方、情に厚い一面を持ち、部下たちからの信頼は厚いが、女性に対しては異常なまでに冷酷な人物として恐れられている。

ヴィスラ兵士のひとり。
ダモンとミスカに専属で付き従っている。
ミスカがうろ覚えで名前を記憶するため、いつも正しく呼んでもらえない。