『花蘇芳(マメ科)』
花言葉 : 高貴/質素/不信仰/裏切り/疑惑/豊かな生涯/目覚め
無口で心配性で小心者。
しかし、群を抜く美人のためか言葉数が少ないのはクールだからとなり、小心者ゆえ人の輪に入れないことは、自立した確固たる個性を持つ少女だと勘違いされてしまう。
学院に入るまでは家族間の事情から祖父と暮らし、学校も通信教育で行っていたため人付き合いが苦手。
しかし“人”が嫌いなのでなく、友人を作りたいと思う気持ちは人一倍である。
また非常に恥ずかしがり屋で、小心者の性格もあいまって、緊張するとすぐに赤面してしまう。
映画や小説を友としていたため、会話の中で映画・小説の台詞を引用する癖がある。
趣味は文学・音楽・映画鑑賞。
『百合(ユリ科)』
花言葉 : 威厳/純潔/無垢/華麗/愉快/軽率
何事にも前向きで明るく周囲から慕われるクラスの中心人物。
表には出さないものの努力家で、一つのことに集中すると驚くほどの成果をあげることも。
学院に入学したのは自分からの希望ではあるが、それはある悩みを抱えていたことから。
社交的ではあるが、たとえアミティエであっても悩みを知られないよう気を付けている。
趣味はお菓子作りと絵画鑑賞。
蘇芳のアミティエの一人。
『ハナビシソウ(ケシ科)』
花言葉 : 私の希望を叶えて下さい/私を拒絶しないで
生まじめで面倒見がいい穏やかな性格。
クラスのお母さん的立場にあるが、ただ優しいだけでなく駄目なことはダメと言える優しくも厳しい母像。
その面倒見が良く穏やかな性格から慕われ、クラスの中心人物の匂坂マユリと同程度の影響力を持っている。
入学試験ではトップの成績であり、面倒見もよく行動力もあることから担任から直々にクラス委員長に指名される。
本人も期待され、応えられる自分に誇りを持っており率先して役職にいそしむ。
趣味は紅茶の茶葉集め。淹れるのも飲むのも好きでお茶会を主催する。
蘇芳のアミティエの一人。
『苺(バラ科)』
花言葉 : 尊敬と愛
好奇心旺盛なトラブルメーカー。
意図して災いを振りまくのではなく、箱入り娘だったため何も知らないがゆえに誤解と衝突をまねいてしまう。
双子の妹とともに寮生活をスタートさせたが学院生活は目新しい物が多くおおむね満足している。
明るい性格であるため周囲ともすぐに打ち解け、クラスメイトとの仲は良好である。特に匂坂マユリと仲が良い。
趣味は流行り物とカエルの置物集め。
『林檎(バラ科)』
花言葉 : 名声/選択/評判/選ばれた恋
快活な姉とは真逆のおっとりとした性格……と思われるが実は怠け癖がついているだけ。
長く付き合っていくうちに変わり者としての性格が見えてくる。
変わり者で物怖じしない性格ゆえかクラスでは高嶺の花となっている蘇芳にも気負わずに話しかけ、すぐに知人程度の付き合いにはなる。
お互い本好きという面が惹かれあうのか……。
趣味は読書と怪談話。
『ネリネ(ヒガンバナ科)』
花言葉 : 華やか/また会う日を楽しみに/幸せな思い出/輝き/忍耐/箱入り娘
カトリックの教義に従い善良かつ温和な人の良い好人物。
ハーフであり現実離れした美しい容姿を持つことから、自然と壁を作られ接せられることが悩み。
甘えたがりの面もあるが、誰にも地を出せないのが現状。
ニカイアの会の副会長であり、会長の八代譲葉とは幼なじみ。
一時期、八代譲葉との交際の噂もあったようだが根拠のない噂どまり程度だったよう。
合唱部に在籍しており部長を任せられている。担当はソプラノ。
趣味は怖い話収拾に、食べ歩き。スイーツは底なし。
『ユズリハ(ユズリハ科)』
花言葉 : 若返り/世代交代/譲渡
エキセントリックで行動的。
話し方や話題がとびとびになるため変わっているように思われるがそれも彼女の世界。
我が強く思われがちだが、組織の長を務めているゆえか周りに目を配り気遣いのできる好人物。
言動や行動が芝居がかってはいるものの、ニカイアの会の会長としての立場からある種の威厳として取られている。
学院生徒からの信頼は厚く熱狂的。
ニカイアの会の副会長、小御門ネリネとは幼なじみであり、彼女をネリーとあだ名で呼ぶ。
料理部に所属しているも料理下手。
趣味はスポーツ観戦と写真。
『ダリア(キク科)』
花言葉 : 移り気/華麗/優雅/威厳/不安定
聖アングレカム学院教師兼シスター。
穏やかで包容力のある教諭だが、母というよりもおっとりした姉といった風。
厳格なカトリック教徒ゆえ宗教がらみではひかないものの、他の事柄ではまま融通を利かせてしまう面も。
一年生の担任でありバレエの指導もこなし生徒からの信頼も厚い。
宗教以外に目を向けた方がいいとのことで、最近は学院温室にて自分の名前と同じ花、ダリアを育て、新しい品種を自分の手で作り上げようと生育している。
趣味はバレエとガーデニング。
人嫌いの変わり者。
男性的なしゃべり方をするが、これも人と自分との間に壁を持ちたいがゆえ。
基本として一人を好むものの、からかうためなら相手に声を掛けることも。
猫のように気まぐれな性格なため掴みどころがない。
果たしてどのような形で物語に絡んでくるのか……。
通称、車椅子の少女。
病気で足が動かせず車椅子にて生活をしている。
趣味は読書と人の弱み探し。