“浦島御三家”の一つ、御原家の跡取り娘。
引きこもりで昼夜逆転生活を続けており、昼間は頑なに外に出ようとしない。
趣味は深夜の散歩。
人物を紹介する時に年齢を付け加える癖がある。
ぶっきらぼうで冷淡なところがあるかと思えば、一方で、自らを「お姫様」と称する夢見がちな側面も。
不審人物であるはずの主人公・切那に衣食住や仕事、そして名前を与え、執拗に絡んできたり嫉妬の表情を見せてくる。
切那について何か知っているのは間違いないが、頑なに口を割ろうとしない。
同じ島の住人にとっても謎の多い人物。
五年ほど前に神隠しに遭ったと噂されているが、その詳細を語ろうとする者はいない。
一部には、本当に御原家の血を引いているのかと疑う島人もいる。