主人公。 たった5人しか学生のいない私立美浜学園に、ある日突然やってきた転入生。 幼い頃に事故で姉を亡くし、両親と死別して以降の詳細な経歴は不明だったが、 現在はドイツ人の養親に引き取られている。 口数が少なく、非常に落ち着いた性格をしているが、浮世離れした言動や行動が 目立ち、いかにも“ワケあり”な部分を感じさせる謎の男。 養親と同じ職場でアルバイトに励みながら日々を真剣に生きている。
黒髪のロングヘアーが似合う美少女。 自分のペースを崩されることを極端に嫌い、他人を寄せ付けないため孤立することが 多い。クールビューティーと言えば聞こえは良いが、実際は人付き合いが苦手で、 警戒心がとても強い。 庶民じみた食事や趣味を好むといった、お嬢様らしからぬ意外な一面をみせることも。
学園唯一の3年生。面倒見の良い姉御肌で、主人公にも何かと世話を焼きたがる。 みんなに慕われる人気者で、しっかり者の印象が強いが、天然ボケなのか、 子供っぽいイタズラをすることも。 実家は銀座に本店を構える老舗料亭で、料理には自信あり。 スタイル抜群で“ちょっとエッチなお姉さん”と言っては語弊があるかもしれないが、 あながち間違ってもいない。
金髪ツインテールに天の邪鬼な言動がトレードマークの女の子。 明るく元気で、クラスのムードメーカー的存在である。勉強は可哀想なくらいに 残念な成績らしい。 酸っぱいものが苦手らしいが、何故か無理をしてビタミンCを過剰摂取している。 強いブリーチによる頭皮の痛みに耐え抜いた末の賜物である金髪ツインテールと、 日頃のたゆまぬ訓練のもと、ツンデレキャラを演じている。
身長も低く、舌っ足らずなしゃべり方ゆえ、幼くみえる。 最初は主人公に対して人見知りをしていたが、ある時から「お兄ちゃん」と呼び 懐くように。 天真爛漫で自由奔放と言えば聞こえは良いが、一言で言ってしまえば「アホ」と 表現できなくもない……掴み所のない子である。 実家は日本を裏から牛耳っているという噂の大財閥らしいが……。
その服装のせいで、初対面の人間からは必ず“メイド”として認識されてしまう女の子。 周りに勧められて着て以来、授業以外は常にメイド服を着用している。 性格も、真面目・穏和・控えめと、三拍子揃ったメイド気質。 更に行動力も兼ね備えており、一番下の学年でありながらクラス委員長を任されている。
幼い容姿ゆえ、中学生に間違えられることもしばしば。 しかしその実態は県知事の娘であり、私立美浜学園常任理事・学園長である。 良く言えば“おっとり”、正直に言えば“鈍くさい”性格は、 何でも相談できる良き理解者として学生からの信頼も厚い。
旧名は「Julia・Bardera(ジュリア・バルデラ)」であり、親しい者からは “JB”という愛称で呼ばれている。 風見雄二の現養親であり、アルバイト先の上司(保護管理官)を務めている。 生真面目で職人気質なドイツ人の父、陽気で皮肉屋なイタリア人の母との間に 生まれ、父親の性格と母親の容姿を受け継いでいる。
風見雄二の姉。 学術・芸術の分野において類い稀なる知識と才能を持つ。 言葉を選ばない言動で周囲から忌避されがちだが、優しさと厳しさを同時に 内包する天才少女。 数年前に起きた「滝園学園マイクロバス転落事故」で死亡が確認されている。
風見雄二の師匠にして最強の女。性格は大雑把でデタラメ。 詳細はおろか、組織の正式名称さえ表立つことのない政府の“特別の機関”である CIRSに所属する特殊工作員で、専門は潜入と強襲。 格闘・戦闘術・遠距離精密射撃に優れている。 任務の際に救出した子供(雄二)を引き取り、国有地の管理人として山に篭り 隠居生活をしていたが、最後は雄二に病床を看取られ亡くなっている。
「ヒース・オスロ」の名の他にも複数の名を持ち、それら全ては偽名であるとされ、 本名および出身地は不明。推定年齢40歳。 元フランス外人部隊の傭兵。 上官をナイフで刺殺した容疑で更迭。 その後スイスへ渡り、アフガニスタン、ユーゴスラビアと戦場を転戦。 現在は戦争推進派のテロリストとして各国に警戒されている。 雄二の父親とは面識があり、雄二の父の死後は、孤児となった雄二を引き取り、 一時期育てた経緯を持つ。
マリオン・ガーランド。9歳。女性。 「グリザイアの旋律」での、雄二の任務の護衛対象。 コロンビアの大麻密輸組織の会計士である「ティモシー・ガーランド」の娘。 司法取引の証人の家族として、身柄を保護するため、アメリカに移送された。 裕福な家庭で育ったためか、相当に気難しいお嬢様。
イザベラ・フィッツジェラルド少佐。 「グリザイアの旋律」での、雄二のアメリカ護衛任務での上官。 CIRF(サーフ)所属で、ワシントンD・Cのオフィスに居を構えている。 JBより年齢は若い模様。