主人公。
舞台となる町の進学校に通う3年生。父親と二人暮らし。
毎日のように学校に遅刻しているため、校内では不良として扱われている。
スポーツ特待生だったが、父親との些細ないさかいで怪我をし、その傷がもとで未来を絶たれる。
進学もすでに諦めていて、受験勉強に勤しむクラスメイトたちを斜に見ている。
主人公と同じ学校の3年生。
長期休学から復学する朝、校門へと続く長い坂道の下で思い悩んでいるところ、
主人公と出会う。
少し人見知りするけど、いつも一生懸命。
こうと決めたら折れない強さもあるが、いつも他人のことを思いかばっている。
主人公と同じ学校の3年生。
隣のクラスで委員長をしている。2年生の時は、主人公と同じクラスだった。
口が悪くおおざっぱな性格をしているけど、面倒見のいい女の子。
おとなしい妹の椋とは違い、活発なキャラクター。
内緒で校則違反となるバイク通学中。
主人公の同級生で、学年トップの秀才。
でも、授業に出ずに図書室で本を読んでいることが多い。
ちょっと浮世離れしていて、会話が噛み合わないことが多いが、
人の言うことはちゃんと聞いているらしい。
主人公の学校にこの春から編入してきた2年生の女の子。
この学校では隠しおおせているが、実は男子が束になってもかなわないぐらい
喧嘩が強い。
主人公や春原からすると下級生だが、その態度はぜんぜん年下らしくない。
いつもひとりでナイフを片手に木片を彫っている1年生。
一見大人しそうな女の子だが、実はかなりの行動派。
できあがった彫刻をできるだけたくさんの人にプレゼントしたいと思っている。
生徒たちから忘れ去られた資料室にこもっている2年生。
とても礼儀正しい上に、学校のこと、町のことをよく知っている。
その交友関係は校内に留まらず、多種多様な人物たちが彼女のもとを訪れる。
主人公と同じクラスの女の子。
隣のクラスで委員長をしている姉の杏とは双子の姉妹。
姉と違い、消極的で大人しいが、やっぱりクラス委員長をしている。
占いが大好きだが、その結果は決して当たることがない。
主人公の同級生。
スポーツ推薦で入学してきたが、喧嘩をやらかして停学。
そのまま退部に追い込まれて以後、怠惰な学校生活を送ることに。
春原に言わせると主人公は親友で、主人公に言わせると春原は下僕。
春原が暮らしている学生寮の寮母。
元気な姉御肌で、寮生たちのよき相談相手。
主人公達の通う学校のOGでもあり、本人曰く「学生時代は清楚な美少女」
だったらしい。
渚の父。妻の早苗と共にパン屋を自営。
不良少年が更生しそこねてそのまま大人になったような性格で、
口は悪くおまけに少し下品。
でも、近所の人たちには好かれているらしく、暇を見つけては
近所の子供たちと野球をしている。
渚の母。
娘の渚と同じくらい子供っぽい性格で、泣き虫。
パン屋の仕事を手伝う傍らで、小学生を集めて勉強を教えたりしている。
とてつもなく良くできた人物だが、彼女の作るパンは地雷並みの破壊力。
風子の姉。
三年前まで、同校で美術の教師をしていた。
どんな人に対しても優しく接することができ、渚が学校で唯一慕っていた人物
だった。
舞台となる学校に勤める教師で、1年の頃から主人公の面倒を見ている。
公子さんの、教師時代の恩師でもある。
春原の妹。
利口でちゃっかりものだけど、本当は兄思いの女の子。
田舎から兄の元を訪ねたため、新しいものを見ると目を輝かせる。
元ロックバンドのギター、現・電気工の芳野祐介の大ファン。
電気工の青年。
かつては音楽で飯を食っていたらしい。
その時の癖が残っているのか、たまにロックな魂を叫ぶ。
神出鬼没の少年。
町の至る所に現れる。
本人曰く、人生の目標は「男らしく生きること」。
主人公・岡崎朋也の父親。男手一つで朋也を育てるが、朋也が高校2年生の時に些細なことで親子喧嘩をし、朋也にケガをさせてしまう。 その時、意固地になった朋也は、治療を拒み、結果として右腕が肩より上に上がらなくなり、バスケのスポーツ特待生としての選手生命を絶たれてしまう。以後、直幸は息子と距離を置くようになり、また、事業にも失敗して無気力な日々を送るようになる。