果つることなき未来ヨリ

・人魚族

水中での呼吸が可能な半魚姿に変態できる、女性のみの種族。
「聖唱」と呼ばれる歌の力を持っているが、争い事を嫌い、平和主義を掲げている。
そのため、他種族からの蹂躙によって絶滅が危ぶまれるほどにその数を減らしてきた。
どの人種、どの種族との間に子をなしても必ず人魚の子が産まれてくるため、ひとりの男性とは一度きりの関係しか持たないことを掟とし、結婚も許されていない。

絶滅が危ぶまれる人魚族が治める街「アクラー」で暮らす人魚の少女。
６年前に起こった、ヴィスラ公国による「アクラー襲撃」以降、族長の下で侍女として働いている。
巨乳でHなことには積極的だが、耳年増なところも…。
頭の良さは見た目通りだが、家事全般が得意という女性らしさも持ち合わせている。

他種族からの蹂躙によってその数を減らしてきた人魚族の族長を務める人魚。存命の人魚の中ではただひとり300歳に迫る長命であり、その体長は竜化したユキカゼと同等の大きさを誇る。「聖唱」と呼ばれる歌の力を持つ人魚の中で、最も優れた歌声を持つ者に与えられる称号「ディーヴァ」の襲名者でもあり、名実共に人魚族のトップに立っている。とある身体的特徴から、一部の世の男性の中でカルト的な人気を誇っているという噂も…。

族長の侍女を務める三姉妹の三女。
メルティナとは同い年で、幼い頃からメルティナに振り回されてきた苦労人。
そのため、メルティナに対しては口うるさい一面も見せるが、一番の理解者であり、親友でもある。
歌と踊りが得意で、ボーイッシュなショートヘアーがチャームポイント。
豊満な体つきの者が多い人魚族の中では希少とされる、貧乳がコンプレックス。

族長の侍女を務める三姉妹の次女。
おっとりとした姉と血気盛んな妹の板挟みにあっていたこともあって、落ち着きのある性格をしている。
やや男性的な立ち振る舞いと切れ長な目が相まって、同性から告白されることもしばしば。
勉学の才に長け、三姉妹の中では一番の切れ者でもある。

族長の侍女を務める三姉妹の長女。同じく、族長の侍女を務めるドーリス、ガレーネとは異父姉妹の関係で、長女にあたる。非常に穏和な性格で面倒見も良く、姉妹以外の人魚達からの信頼も厚い。
幼い頃から姉妹やメルティナの母親代わりだったこともあり、家事において右に出る者はいないと評されている。反面、争い事や運動は苦手な部類に入り、恋愛に対しても奥手になってしまいがちである。